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和の背景

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技術は人から人へ

  • manshundo
  • 2023年2月23日
  • 読了時間: 2分

いつも萬春堂をご利用いただきまして、誠に有難う御座います。


年度末も近づいて参りまして、今の環境を去る方、逆に新たな挑戦を始める方、

多様な感情が街を渦巻き、どこか皆がそわそわしい。

萬春堂へも、そんな素敵なお客様がお菓子を買いに来ていただいております。


先日、懐かしい(修業時代の)思い出が鮮明に蘇る経験をしたんです。

少し立ち位置が違ったんですが、紛れもなくあの頃の光景が広がる

そんなことが起きたんです。


2年目の製造社員さんに今月から本格的に上生菓子の勉強を始めてもらいました。

歴史、技術、色彩感覚、、、教えられること一つひとつが新鮮で難しいことばかりです。

そんな状況の社員さんと二人で薯蕷饅頭の扱いの説明と包餡(あんこを生地で包むこと)

をしていた際でした。


最初の教わりが大事だと思っている私は、出来限りわかりやすく作業(包餡)を説明していました。

ですが、すでに事件は始まっており、、

社員さんの方を見ますと、自分の掌の惨劇(包餡がへたっぴ状態)をどうにかしようと必死でした。

もう上司の説明など聞いている場合じゃない!

「はい!わかりました。」と、空返事だけは辛うじて返せるといった状況になっていました。


掌をできる限り凝視するために背中を丸め、顔を近づけている様子はもはや、新人あるある。(笑)


この姿を見た私の脳裏に、修業時代にお世話になった先輩方の顔がふぁっと浮かんだんです。

「やれやれ、、まだまだだなぁ。どう説明すれば理解するんだこいつは」と、言われずとも聞こえてくる

恐ろしく怖かったけど愛のある指導をしてくれたお姿が。。(笑)


初めて先輩方と並んで作業させてもらえた時

なんてのは、ずっと怒られないかと膝はガクガク、手は震えるは、耳は聞こえなくなるし、

呼吸は細くなるといった始末でした。

とにかく自分のことで精一杯だったなぁ


あの頃の自分の姿が目の前に現れたようで思わずクスっと微笑んでしまいました。

ほんの1カットの場面のほんの小さなことだけど、

自分も人に教えることのできる人間に少しは成長したんだ。と。




皆さんもちょっと自分が誇らしくなった経験はありますか?



是非、萬春堂にお越しの際は、お聞かせください。

お待ちしております♪


追伸

修行時代、お世話になった和菓子屋そして、先輩方とは今でも連絡を取り合えるくらい仲良しです

ご心配なく。(笑)


 
 
 

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